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 北鎌倉の恵みシリーズ完売! 北鎌倉匠の市・展―秋  2001.12.18

 11月4日午後1時45分、午後3時の終了を待たずに、北鎌倉匠の市に出品した「北鎌倉の恵み」シリーズの中核商品である地ビール「北鎌倉の恵み」の最後の1本が売れた。 その瞬間、爽やかな秋風が東慶寺参道に陣取った「北鎌倉湧水ネットワーク」の ブースを吹き抜け、メンバーから「万歳」の声がわき起こった―。
 ちなみに地ビールは初日の3日は30本入りが2ケース売れ,4日は6ケース売り切った。
 北鎌倉匠の市・展は「昔から『もの』をつくることを業とする人々が多かった北鎌倉では、今も創作活動が営まれている。こうした人々の作品に親しく接する場として設けた。住民の交流と相互理解が深まり、北鎌倉がより魅力的な街になることを願 って、この試みを行う」という目的に沿って、「北鎌倉まちづくり協議会」が主催した。
 今回は今年春に続いて第2回目。春よりも質量ともスケールアップした。例えば「北鎌倉湧水ネットワーク」が出品した匠の市は、前回は東慶寺参道のみで行われたが 、今回は円覚寺と浄智寺の参道に拡大した。「お寺でトーク&コンサート」も新たなメニューに追加された。初日の3日は午後から雨に見舞われたが、4日は好天に恵まれ 、秋の行楽シーズンと重なり、大盛況となった。
 「北鎌倉湧水ネットワーク」は、2ブース(六国亭は独自に確保)を確保し、地ビール「北鎌倉の恵み」と統一ブランド「北鎌倉の恵み」シリーズ、私の著書「北鎌倉発 ナショナル・トラストの風」を販売した。
地ビール以外に出品された商品は以下の通り。
1 コーヒー豆(出品者 すずきや・北鎌倉)
2 抹茶入りケーキ(  六国亭・北鎌倉)
3 クルミパイ( ユスラウメ・鎌倉山)
4 クッキー( ル・ポエット・西鎌倉)
5 手焼き煎餅( 田子作煎餅本舗・千葉市)
 統一ブランドによる街づくりを狙った「北鎌倉の恵み」シリーズもようやく形になってきた。4日は抹茶入りケーキを出品した六国亭が正午前に、出品した商品を完売 した。これにユスラウメ、田子作煎餅本舗、ル・ポエット、すずきやが続き、最後に地ビールが売り切れた。
 私は”フーテンの寅”のよろしく呼び込み役をやってみた。商売をされている方にとっては、常識なのだろうが人間の心理を考える上で、いろいろ勉強になった。具体的にいうと「2本(個)買う人は、勧めかた次第では3本(個)買う」「お天気と色に密接な関係がある。特に食べ物と色はその傾向が強い」「野外で本を売るのは難しい」「呼び込み効果はある。効果的な短い言葉が有効」―などだ。
 打ち上げは山ノ内公会堂で、藤沢周さんや澁澤龍彦の未亡人なども顔を見せ、大変盛り上がった。
 なお、手焼き煎餅を出品した「田子作煎餅本舗」の長島さんが、2日間の売上の全額3万6千円を主催者の「北鎌倉まちづくり協議会」に寄付した。
 地ビール「北鎌倉の恵み」は売上の5%を寄付することになっている。第1回目が約7万円だった が、第2回目は約12万円になった。自然環境保全と街づくりのお手伝いを目的に「北鎌倉湧水ネットワーク」は発足したが、徐々にではあるが、実績を積みつつある。

  ▲北鎌倉の恵みシリーズ完売!万歳!

  ▲オカリナの調べ

  ▲野 点


  ▲匠 展

フォト特集
北鎌倉 秋から冬へ
 紅葉に彩られた北鎌倉の街は今秋、米国中枢同時テロや不況、それに「北条時宗」 の放映もあってか、いつにないにぎわいを見せた。来春のウメ開花の時期まで、北鎌 倉の街は白黒の色彩が、メーンになる。(各写真をクリックしていただくと拡大写真が表示されます。)


 建長寺展望台から見た台峯、富士山


 除夜の鐘・円覚寺

紅葉が鮮やかな円覚寺周辺



※著書の案内
 野口 稔・北鎌倉湧水ネットワーク代表が書いた「北鎌倉発 ナショナルトラストの風 分散型市民運動の時代がやって来た!」が、7月7日出版されました。詳しい内容は「マイ・ブック」を御覧下さい。



 

北鎌の森からバックナンバー
2001.8.26号 (姿見せた中世の大規模遺跡
2001.2.12号(北鎌倉で自噴井戸掘りスタート) 2001.8.01号(失われゆく森への鎮魂歌)




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