北鎌倉湧水ネットワークの友好団体の行事や耳寄り情報を掲載します。
川喜多記念館の建設に向けて・川喜多記念館建設等基金     (2002.4.18)

川喜多記念館建設等基金にご協力を!

 鎌倉市は、平成12年4月に「川喜多記念館建設等基金」を設けました。これは、旧川喜多邸敷地内に建設を予定している「川喜多記念館」建設事業の一部に充てるため 、皆さまからお預かりした募金を積み立てるためのものです。
 川喜多ご夫妻が住み、海外から数多くの映画関係者が訪れたこの場所で、ともに映画を楽しみませんか。そして鎌倉から、新たな映画・映像文化を育んでいきましょう 。

基金にご協力いただく方法
 
1 所定の納付書を使って指定金融機関の窓口へ
 2 現金書留や小為替で鎌倉市役所へ郵送 (川喜多記念館建設等基金への寄付であることを明記)
   ※ 金額は、個人一口2,000円、団体・法人一口20,000円とし、
 一口以上何口でも結構です。5年間を目安とし、1億円を基金の 目標金額としています。
 ※ これらの寄付金は鎌倉市に寄付され、法人税の損金または所得税の 寄付控除の対象となります。
 3 施設公開や映画会などの会場に設置された募金箱へ


趣意書
 鶴岡八幡宮にほど近い鎌倉市雪ノ下二丁目、通称窟(いわや)小路に沿って旧川喜多邸があります。欧米の映画人やアジアの映画監督たちを日本の家庭の味でもてなさ れた、川喜多長政・かしこご夫妻の住まいで、おふたりの没後、鎌倉市に寄贈されました。
 川喜多長政・かしこご夫妻は、昭和の初期に東和商事を設立し、外国映画の輸入とその配給を手がけ、日本に紹介した映画は例えば「制服の処女」(1933年)、「望郷 」(1939年)、「天井桟敷の人々」(1952年)、「第三の男」(1952年)、「禁じられた遊び」(1953年)など心に残る作品が数多くあります。これらの名画は、20世紀 の各世代にとってそれぞれの青春と切っても切り離せないものになっているといってもいいでしょう。戦後は混乱の中、日本映画を海外へ紹介し、それらの作品を収集・ 保存する国立フィルムセンター設立に尽力し、おふたりは日本と外国の掛け橋になりたいと望まれました。
 鎌倉市は、映画を通して国際交流に努めてこられた川喜多長政・かしこご夫妻の遺志を生かし、旧川喜多邸敷地に「川喜多記念館」の建設を計画しました。映画資料の 展示と80席程度の上映機能を備えた建物を考えています。しかし、自治体を取り巻く厳しい財政状況の影響を受け、計画は先送りになっています。私達は「川喜多記念館 」を映画文化の発信の場として大切な施設であると考え、早期建設を求める支援活動を始めました。
「川喜多記念館」建設実現のため、「川喜多記念館建設等基金」への積極的なご支援とご協力を心からお願い申し上げます。


平成12年12月1日
呼びかけ人
岩波ホール総支配人 高野悦子、 社団法人鎌倉市観光協会会長 石山陽、 財団法人鎌倉風致保存会理事長 上野豊、 鎌倉商工会議所会頭 久保田雅彦、 社団法人鎌倉青年会議所理事長 小林利弥、 社団法人鎌倉同人会会長 山内静夫、 作家 安西篤子、 かまくら春秋社代表 伊藤玄二郎、 株式会社キネマ旬報社代表取締役社長 黒井和男、 鎌倉で映画と共に歩む会代表 藤本美津子、 漫画家 横山隆一(平成13年11月8日逝去)

私たちも応援します
井上ひさし、 大谷信義、 岸惠子、 佐藤忠男、 白洲春正、 新藤兼人、 筑紫哲也、 永井路子、 福原義春、 松岡功、 三崎千恵子、 山田洋次 (順不同)    

鎌倉市川喜多記念館建設等基金設置の経緯

 川喜多長政・かしこご夫妻は、その生涯を外国映画の輸入・配給と、日本映画を国外に紹介することに情熱を注ぎ、映画文化の振興に多大なる貢献をされました。また 、映画を通じた民間大使として活躍され、国内外の映画人から広く敬愛されたわが国が世界に誇る文化人でありました。長政氏は昭和56年に、かしこ氏は平成5年、それ ぞれ逝去されました。ご遺族は平成6年3月、かしこ氏の遺言に基づき、ご夫妻が住まわれた鎌倉市雪ノ下二丁目の土地及び建物を、映画資料館の建設を願って鎌倉市に寄 贈されました。
 川喜多ご夫妻は、お住まいになった川喜多邸で、国内の映画人と親交を深められただけでなく、海外から有名無名の映画人を招かれ、映画を通じての国際交流に一方な らぬ役割を果たされました。こうしたご夫妻の功績に因み、鎌倉市では、平成7年度より寄贈を受けた川喜多邸敷地に、映画を通して文化発信ができる施設を建設するた めの検討を始めました。
 平成8年7月に映画評論家佐藤忠男氏を会長とする「鎌倉市旧川喜多邸活用プラン検討委員会」より『基本構想』が答申されました。その後、平成10年11月には80席程度 の上映機能を持つ施設としての記念館を内容とする『基本計画』が提案されております。市では記念館の建設事業を、「実施計画」に位置付け、日本映画にゆかりのある この鎌倉の地から新たな映画文化を発信させていこうと考えております。
 記念館は鎌倉ばかりでなく、国内外の多くの方々に利用され、支えられ存続していくものと考えております。それが、川喜多かしこ氏のご遺志であり、寄贈をされたご 遺族の気持ちに沿うものと理解しております。
 鎌倉市では以上のような趣旨を踏まえ、このたび「鎌倉市川喜多記念館建設等基金」を設置いたしました。より多くの方々のご賛同を賜り、広く寄付金を募りたいと考 えております。皆さまのご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。

●旧川喜多邸 鎌倉市ホームページ 旧川喜多邸・旧華頂宮邸フォトギャラリーより)
庭から見た母屋全景 旧和辻邸 この建物は哲学者の和辻哲郎が練馬で使っていたものを川喜多夫妻が移築し、海外の映画関係者をもてなすためのゲストルームとして使った。元は江戸末期の建築といわれている。


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「北鎌倉の風」を見て、読み、歌う
 「NPO法人 北鎌倉の景観を後世に伝える基金」
  (略称・北鎌倉台峯トラスト 理 事長 なだ いなだ)
  事務局…〒247-0062 鎌倉市山ノ内1045
  TEL/FAX 0467-22-4693
  URL:http://www.kitakamakura-trust.org/

―緑と古刹が織り成す安らぎの街なみ保全に力を貸して下さい― 
 北鎌倉台峯トラストは、1998年11月1日、六国見山の向いにある台峯緑地をナショ ナル・トラストの手法で、保全するため設立されました。ゆうネットの野口代表が、 広報担当理事として、お手伝いしています。
 シンボルマークはオオタカ。後藤鎌倉彫り29代の後藤圭子さんにデザインしてもら いました。機関誌「北鎌倉の風」の表紙に使用しています。
・新規会員募集中!
 一般年会費 2000円です。詳細は事務局にお問い合わせ下さい。
定例行事と機関誌
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「北鎌倉台峯トラスト」の定例行事と機関誌の案内をします。


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<あるく>
「定例行事」
 「なだ いなだと北鎌倉周辺をあるく」

 ―生き物の宝庫、台峯。そこには日本の原風景がある―
 毎月第3日曜日午前9時に北鎌倉・東慶寺手前の山ノ内公会堂に集合、主に台峯か
ら鎌倉中央公園まで、鎌倉自主探鳥会のメンバーの案内で歩きます。解散は正午頃。
雨の日はフリートーク。

市民と台峯をあるくなだ理事長 台峯地図 台峯のハンノキとハゼ

    

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<見て、読む>
「機関誌」
 基金の運動の目標を理解してもらうために発刊しました。第2号と第3号を各500 円(郵送料込み)でお分けしています。
 「北鎌倉の風」の題字は、東慶寺前住職の井上禅定師に書いていただきました。
 第2号は台峯の「生きとし生けるものたち」のカラー写真特集です。第3号は基金 のNPO法人化記念シンポジウム特集です。パネラーの登山家で医師の今井通子さん、 作家で精神科医の主張は、傾聴に値すると思います。

見る2号 読む3号

 

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<歌う>

 
機関誌「北鎌倉の風」の誕生がきっかけとなり、鎌倉から地球の緑を回復させる・ キャンペーン歌「北鎌倉の風」が、生まれました。
 作詞 山波言太郎 作曲 青木由有子
 詳細はリラ研究グループ 自然音楽研究所にお問い合わせ下さい。
 住所 247-0055 鎌倉市小袋谷2-14-34 第1サニービル2F
 電話 0467-45-1230 FAX 0467-48-6405
「北鎌倉の風」発表会で歌う青木由有子さん

 


 

   





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