宅地開発問題で揺れていたJR北鎌倉駅の西に広がっている台峯緑地(約29ヘクタール)が、鎌倉中央公園の拡大地として全面保全されることが16日、決まった。
鎌倉市は同日夕、台峯緑地に宅地開発を計画している「鎌倉市山崎台土地区画整理事業設立準備委員会」との間で、緑地保全に関する基本的方向性がまとまったことを正式発表した。
▽中央公園隣接地を先行取得
基本的方向性の内容は
(1)準備委員会は開発を取りやめ、鎌倉市の緑地保全計画に全面的に協力する。
(2)鎌倉市は緑の基本計画に基づく鎌倉中央公園の拡大区域の方針に沿って、平成17年度の想定価格で約60億円以内を目途に、概ね10年間で公有地化を図るための手続きを取る。
(3)鎌倉市は公有地化を図るため、平成17年度に中央公園に隣接した部分を中心に、地権者から約25億円相当部分の土地を先行取得する。
(4)残りの土地については緑地保全契約か緑地使用計画を地権者と締結、平成22年度以降、適切な価格で取得する−となっている。
*台峯宅地開発問題の経緯等については下記をご覧下さい。
◎スクープ!野村不動産、台峯の宅地開発を断念
−緑地は中央公園の拡大地として保全へ−
http://www.kitakama-yusui.net/tokusyu/12.html
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