諫早から知床への旅 part2―思い出の風景―
【長崎】 穏やかで美しい海をみながら、西彼杵郡の国道を車で走った。崎戸町の廃虚となった炭坑住宅には、昭和の歴史が凝縮されていた。隠れ切支丹の郷、外海町には悲しい受難の歴史が刻まれていた。
【北海道】 北海道は本当に広いと思った。海にも三つの表情があった。重く荒々しい日本海。光るオホーツク海。そして霧に閉ざされた太平洋。果てしなく広がる釧路湿原は、諸々のいのちを育んでいた。
いつかまた 花と岬の 霧の街道(みち) ―釧路郊外―