『団塊サミット2005in岐阜』実行委員会は3月12日、岐阜県揖斐川町谷汲木曾屋のラーニングアーバー横蔵「樹庵」で、第1回目の実行委員会を開き、第2回団塊サミットの日程を、11月19日(土)〜20日(日)とすることを決めた。開催場所はラーニングアーバー横蔵「樹庵」。
5月13日(金)にラーニングアーバー横蔵「樹庵」で、第2回目の実行委員会を開催し、第2回団塊サミットの内容や講師、パネリストの人選などをテーマに話し合う。
主催者の小林正美「樹庵」社長は、「実行委員会のメンバーをさらに募りたい。第2回団塊サミットを成功させるために、一般からも多くのアイディアを求めたい」と話している。
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□会場となる「ラーニングアーバー横蔵『樹庵』」は木を要所に使い、お風呂も綺麗
▽第1回団塊サミットは『分散型市民運動』の実践
実行委員会に先立ち、講演会が開催された。
最初に昨年末北鎌倉・建長寺で第1回団塊サミットを主催した野口 稔・北鎌倉湧水ネットワーク代表(共同通信社メディア局編集部担当部長)が、第1回団塊サミットの狙い、準備、結果を報告した。
野口代表は「定年後は、これまで培ってきたノウハウを、故郷や大切な場所・地域、大切な人のために提供してはどうか。その場合、小さな組織がネットワークを通じて、得意技を相互融通し、楽しく自分たちの目的を達成したいと考えている。この考え方を『分散型市民運動』と名付けた。
第1回団塊サミットは『分散型市民運動』の実践であり、有効性が確認された」と語った。
▽行政も団塊世代に強い関心
続いて東京新聞(中日新聞)大島弘義・編集部記者が、「『団塊の世代の行方』取材を終えて!」というタイトルで、講演した。
大島記者はこの中で、「『団塊』をキーワードに、全国各地でいろいろな動きが、まさに動き出したのが昨年だ。個人に限らず、行政も年金や税の問題とは別に、団塊世代を地域の中で活用しないといけないと強い関心を示している」と団塊をめぐる最近の情勢を紹介した。
掲載記事の反響として、『仲間がいて嬉しかった』という手紙が来た一方で、『リストラされそうで第2の生き方を考える余裕がない』との手紙も来た。『周囲に地域のために何かをやろうとする団塊の男性は皆無』という主婦の声もあった」と述べた。
大島記者は先月、40歳の誕生日を迎えたばかり。大島記者が新人記者だったときに、団塊の世代が彼と同じ年代だったいう。「後の世代に良い影響を与えるという自覚を持って、これからも元気に活動してもらいたい」と団塊世代に注文し、講演を締めくくった。
▽団塊サミットの時期は横蔵寺の紅葉のピーク
第2回団塊サミットの開催場所の岐阜県揖斐川町谷汲地区について簡単な紹介したい。
斐川町流域にある斐川町は、豊かな自然に恵まれ農業、林業、観光(スキー場、温泉、お寺)が主要産業だ。両界山横蔵寺と谷汲山華厳寺には、年間で150万人の参拝者が訪れるという。
両界山横蔵寺は、伝教大師が自作の薬師如来像を祀った天台宗のお寺だ。この薬師如来像をはじめ、22体の国の重要文化財が安置されているほか、多くの絵画、書籍も蔵していることから「美濃の正倉院」と呼ばれている。「団塊サミットの時期は横蔵寺の紅葉のピークと重なります。夜はライトアップされます。本当にきれいです」と主催者の小林社長は太鼓判を押す。
谷汲山華厳寺は、西国三十三番満願霊場として有名だ。1200年の歴史を持つ天台宗のお寺で、本尊は十一面観音像。門前の桜並木が素晴らしい。花の長いトンネルができるそうだ。私が訪れた3月11日、山形からお遍路さんの一行が来ていた。私は僧侶の了解を得て、本尊の十一面観音像の前で、観音経・普門本偈(ふもんぼんげ)をあげさせてもらった。
*横蔵寺と紅葉、華厳寺と桜の写真は、岐阜県揖斐川町発行の「いびがわ」から、転載させていただきました。
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